オープンから1826日が経ちました。
今日は11月22日。
何の日でしょうか?
そう、「いい夫婦の日」
なのですが、BonbonROCKettの創業した日でもあります。
2013年の11月22日
あれから5年の月日が過ぎました。
今日は、今まで特に語ってはいなかったBonbonROCKettのバターサンドは何故丸い形になったのかについて、書きたいと思います。
「トランスフォーマー」という映画をご存知でしょうか?
日本のアニメが原作なのですが、これがハリウッドで実写化され公開されたのが2007年のことでした。
その映画をご覧になった方も少なくないと思うのですが、アメリカの大統領専用機エアフォースワンの中のシーンがあったのを覚えている方は、少ないと思います。
女性スタッフが、大統領のおやつを用意するシーンで、アルミホイルのような物に包まれたチョコレートケーキがコロコロとエアフォースワンの中を転がるシーンが有りました。
そのシーンを見た時に僕は「この形と包装形態っていいなあ・・・」と漠然と思っていました。
何故、そう思ったのかはわかりませんが、とにかく記憶に残りました。
ちょうどこんな形状だったと記憶しています。
[写真は2013年6月20日に撮影]
そうです。今のBonbonROCKettのバターサンドの形状と、包装のイメージはトランスフォーマーから来ていたんです。
2012年頃、独立をすることがきまり、商品を考えていた時、あの形状を思い出しました。
ただ、商品自体は何にするかノープランでした。
リンツァートルテにするか・・・
いやいや、チョコレートケーキか・・・
そんな事を考えている時に、ふと「バターサンド」を思いつきました。
ご存知かもしれませんが、バターサンドは日本のお菓子です。
同様の商品は外国にはありません。
その頃のバターサンドのイメージと言えば、長方形で、レーズンを混ぜ込んだバタークリームがサンドしてあるものでした。
古くから愛されているレーズンバターサンドでしたが、そこからのアレンジはあまりされていない商品です。
レーズンが嫌いで食べたことがない人も、僕の周りにはチラホラいました。
「そうだ、トランスフォーマーの形状(?)でバターサンドを作ってみよう!それも目移りするくらいの種類で!」
そう思って自宅のキッチンで試作をはじめました。
そして出来上がった、第一号の試作がこれ↓
[写真は2013年1月6日に撮影]
酷いですねー
プロとは思えないクオリティーです(笑)
そして、何回かの試作を経て、少し今のバターサンドの面影が見えるようになったのがその13日後
[写真は2013年1月19日に撮影]
2週間でこの進化!なかなか頑張りました。
そこから、バタークリームをサンドしても、サクサクの食感を残せるクッキー理想とし試作を重ねました。
そして、1cmほどの厚みでクリームをサンドしてもあっさりとした食べ心地も追求しました。
[写真は2013年4月15日に撮影]
このときには、サクサク食感のクッキーと、あっさりとしたバタークリームが完成しています。
形状も、現在のバターサンドにかなり近いものとなりました。
[写真は2013年6月24日に撮影]
そして、焼印も作り、現在の形ができあがったのが2013年6月です。
パッケージ、包装、全てにこだわりを持ってあたり、元々9月にオープンする予定だったのが、11月に延期となりました。
そして、2013年の今日11月22日に20種の丸いバターサンドを携えてBonbonROCKettはオープンを迎えます。
スタッフは3名の大学生でした。
「バターサンドの専門店なんてお客様に受け入れてもらえるだろうか・・・?」
その頃、バターサンドの専門店なんて僕が知る限りなかったので、とても不安でした。
ただ、オープンの日にお試しでバターサンドを1個購入されたお客様が、1週間後に10個入りのギフトボックスをご購入に再来店された時に「ああ、大丈夫かも」と少し安堵したのを覚えています。
多くのお客様、取引先に支えていただき本日、創業から1862日目を迎えることが出来ました。
本当にありがとうございます。
丸いバターサンドを20種も並べるバターサンド専門店が、これからもお客様を魅了できるよう、前進を続けて行きたいと思います。
長文お付き合い頂きありがとうございました。
2013年11月22日
BonbonROCKett 店長 遠藤
※もし、機会があれば是非トランスフォーマーのワンシーンを見てみてくださいね。