2018 Pray for KOBE

沢山の方の命を奪ったあの
阪神淡路大震災から今日で23年の月日が経過しました。

毎年書いている事ですが、
僕はその頃、大阪に住んでおり社会人の1年生でした。
その日は、何故か地震の直前、午前5時40分頃に目が覚めました。

ぼんやりとしていると突然の激しい揺れ。
室内のテレビやら、家具やらが倒れ転がり一瞬にして廃墟の様になりました。

最初は何が起きたのか分からず呆然としていましたが、しばらくしてそれが地震である事を知りました。

そのまま、仕事に向かったので、詳細な情報を知らないまま午前中を過ごしました。
震源が神戸だと知ったのはお昼を過ぎた頃だったと思います。

夜になって自宅に帰り、ひっくり返ったテレビを何とか所定の位置に戻し点けた時、事の重大さを知りました。
テレビの中では長田が燃えていました。
これが日本の映像とは到底思えませんでした。
配達で2日に一回通る阪神高速3号神戸線の高架が倒れていました。

僕は、その頃神戸に沢山の知り合いがいて、何人かの知り合いに電話をしたのですが、殆どつながりませんでした。
安否が分からないまま、数日が過ぎた人も居ました。

1/17を23回迎えた今日も思い出す事が有ります。
あの地震をきっかけとして人生が変わった人達が多く居たと言う事です。
大切な人を失ったり、仕事を失ったり、友情を失ったりした人達。

人の人生は、大きな出来事の前にいとも簡単に翻弄される事を知りました。
実質的な地震の爪痕は徐々になおるのですが、震災を境に反れてしまった人生は思わぬ方向に進んだりもします。

助け合いと同じくらいの諍いも目の当たりにしました。
だから、毎年この日が来ると思うのです。

何があっても、「人を思う気持ち」、「理解しようという気持ち」は忘れずに生きていかなければならないと。
その気持ちを、お互いがもっていれば必ず元通りになり、そしてもっと良くなる。

震災に悲劇に負けたくないですよね。

僕はこの神戸にお店をかまえ、自分たちの存在が少しでも神戸に力を添えられるよう頑張っています。
それがほんの微力であっても。

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